メガネ屋さんはとても親切なので、事前に情報を調べておかなくとも、お店で色々教えてもらえます。
しかし、知っておけば自分にとってもお店の人にとっても良い結果になることや、知っておいた方が面喰わないこともあるのではないかと思います。
- 使っているメガネは壊れていても絶対に持って行く
- コンタクトの度数もメモして持って行く
- 見えづらい状況、しっかり見たいと思っている距離や場面を説明できるように
- 場合によっては眼科に行くことも想定しておく
もくじ
用意しておくもの
- 今使っているメガネ(例え壊れていても or 外れたレンズだけでも)
- 使っているコンタクトの度数情報
- お金
メガネが初めての人は、特に持って行くものはありません(お金はいります)。
いつも使っているメガネ屋さんでなければ、今使っているメガネを必ず持って行きましょう。例え見辛くなったメガネであっても、手掛かりになる情報が沢山残っています。
自分の使いやすいメガネの為、新しいメガネ屋さんの店員さんの徒労を減らす為にも、例え壊れていたとしても、レンズだけでもレンズが割れていても持って行って下さい。
普段はずっとコンタクトレンズで、今はメガネを持っていないという場合には、コンタクトの度数を必ずメモして持って行ってください。
裸眼に掛けるメガネを作るという場合には、コンタクトを外して検査をしますので、あればコンタクトケース含めたケアセットを持っていく方が親切です。
予算はお店によってとても前後しますので、いくらあれば大丈夫と言い切ることはできません。
安いお店だと3,000円~5,000円くらいでレンズも付いているという商品もありますが、大抵は「1.50~1.55の球面レンズor外面非球面レンズ」が多いです。1.60以上の外面非球面になると更に数千円高くなる傾向にあります。
数千円のレンズ付メガネが置いてあるお店にも、数万円のメガネは置いてありますから、求めるクオリティによって値段はとても大きく変わるのです。
自分の情報を整理しておこう
メガネがほしいと思うケースはいくつか考えられますね。
今メガネを使用している人
- 今のメガネが見えづらくなった
- 今のメガネは見えづらいわけではないけれども、度数以外の重さや厚み、掛け心地に不満がある
- 今のメガネは良く見えているけれど、気分やビジュアル的に違うものが欲しくなった
- 用途の違うメガネも必要になった
今メガネを使っているmeganeccoの皆さんは、ご自身がメガネを掛ければ視力の出る人であるという証明にもなっているので、まず問題はありません。
メガネを使ったことがない人
- 今まで裸眼で問題なく見えていたが、最近視力が落ちた感じがしてメガネを掛けたいと思い始めた
- 視力が良いわけではなかったが、事情あって視力を上げないといけなくなった
今までメガネを掛けたことのない方というのは、場合によってはメガネ屋さんの前に、眼科を受診された方が安心です。
- それまで視力1.0、1.2、あるいはA判定だったにも関わらず、数週間・数か月の短いスパンで急に大きく視力が変化してきたと感じる
- 遠くも、近く(目の前20cm~50cm程度)も、両方ともボヤけて見えない
- 視野が欠けているように感じる
- 視界にゴミのようなもの(飛蚊)がとても増えた
このような状態であれば、念の為に眼の疾患を確認してからの方がよいです。特に飛蚊が増えているような状態は、網膜剥離の可能性も考えられます。
片目ずつだとキレイに見えるのに、両目で見ると二重やボヤけて見えたりする
この場合には、それまで自覚がなっただけで斜位・斜視の可能性が考えられます。
それそのものは病気というわけではないので、腕のあるメガネ屋さんに行けばそれ用のレンズ(プリズムレンズ)を入れてもらえます。
どちらか一方の目は遠くが綺麗に見えるのに、反対側は見えない
単純に片方の視力が出ていない(弱視)という場合や、片方だけが近視寄りになっている場合などが考えられると思います。
前者の場合、遠くも近くも見えづらいということであれば、眼病を疑った方がいいかもしれません。
後者の場合には、片方だけで遠くを見て、反対の眼で手元の方を見ているという状態です。
「私は老眼になっていないの」とおっしゃる方は、このケースが多いですが、両眼でものを見ていないので良い面ばかりではありません。
実は自覚のない遠視
軽い遠視の人は、気付かれていないことがとても多いです。
若いうちほど自覚はなく、年を取ると調節が間に合わなくなり「見えづらい」「目がすごく疲れる」と感じ始めることが多いです。
視力が悪くなった、メガネを作ろうとお店に向かえば「実は遠視でした」と言われるケースはとても多いのです。
単なる遠視であれば、大人ならば直接メガネ屋さんに行っても大丈夫です。
子供の場合にはメガネ屋さんでは上手く測ることができないので、子供の場合は歳が小さければ小さいほど眼科処方が必要です。
どうなりたいかを説明できるように
「どんな時、どんな距離が、どんな風に見づらいか」
「どういうことをする時にもっと見やすくしたいか」
漠然とでもいいですので把握しておくと、いざメガネ屋さんで質問された際にも明確に受け答えられますし、メガネの出来上がりについての不満も減らせます。
メガネは「どこもかしこもキレイに見えるようになる万能のアイテム」ではありませんから、「黙っていてもバッチリなメガネが出てくる」というワケではないのです。
メガネを使ったことがない人ほど、そのあたりを「メガネを掛ければ見えるようになるんでしょ?」と勘違いしがちです。
(市販の老眼鏡を掛けて「これじゃ遠くが見えなくて歩けないよ!」という年配の人は結構います。老眼鏡というものは年を取ったら掛ければいいという程度の認識の様子ですね)